( 丸棒加工シリーズその1 )お祭りの山車修繕

2017年6月22日

新年の抱負からずっとサボっていました。

2017 2度目の投稿です。

仕事の依頼を受けると、その後似たような内容の仕事が続く時って無いですか?

今回は、そんな感じでした。

毎年5月20日は、酒田市のお祭り(山王例大祭・酒田まつり)が有ります。御神輿や大きな山車

山鉾と呼ばれる大きなねぶたのような山車、たくさんの露店などが並んでとても賑やかです。

私も「酒田商工会議所青年部」の一員として(青年という年齢では無いですが)

参加させて頂いています。

お祭りを前にして 「酒田商工会議所青年部」 様より山車の修繕の依頼がありました。

現状を観に行くと

山車の手摺りの様な丸棒が四隅からツノの様に飛び出している部分が折れていました。

(山車の向きを変えるとき、とても掴みやすい高さにその丸棒はあるのです。)

その場での加工修繕は無理そうだったので、折れた部品を外して工場に持って来てバラバラに分解すると

色々な糊やボンドで補修してあり、ちょっとした加工ではダメな様でした。

ダメな部分をカットして新しい木を継ぎ足す必要がありそうです

まずは、下の画像の様に四角い棒を継ぎ足します。

継ぎ足してから丸く削り込んでいきます。(四角い物の方が加工が楽なんです)

次に、丸い棒の先を剣先(三角に尖らせる)にして、下の方に溝を掘ります。

この溝は、先程継ぎ足して丸く削った棒にも掘ってあります。

なぜこんなに大きな溝を掘ったのかいうと

実は下の画像の様な鉄製の角棒が補強の為に入るからでした。

鉄製の角棒の加工は同じく「酒田商工会議所青年部」に所属している

(有)守屋鉄工所 様 にお願いしました。

御相談に伺うと、角棒に溝加工して組み付けるアイデアを頂きました

( さすがその道のプロは違います )

こんな感じに組み付けて・・・・。

継ぎ足した方の丸棒も組み付けます。

先程 剣先に加工したのは、丸棒同士が十字に組み合わせられた時に

コグチが隙間無くピッタリと付く様にするためでした。

そして、現物に取付です。

いつもそうですが、取付でキチンと収まるまでは気が気じゃありません・・・。

キチンと収まって、実は 物凄く安心している私・・・。

塗装は、こちらも同会所属の

(株)中山板金塗装工業 様 にして頂きました。

修繕が終わってホッとしたせいで、完成の写真を撮っていませんでした。

実物の出来は、毎年 5月20日の酒田まつりに是非見にいらして下さいね。

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